古来より羅漢寺とともに修禅の道場だったそうです。
頂上付近には毘沙門天磨崖仏もあります。
初めて羅漢寺に出掛けたのは2005年の3月のこと。
その時に羅漢寺だと勘違いして登ったのが、この古羅漢でした。
汗を拭きながら登って頂上部に着いても、しばらくは羅漢寺だと思ってましたね(笑)
今回は改めて古羅漢に登ってみようかと思いやってきました。
古羅漢の麓にある駐車場(無料)に車を止めて上り始めます。
しばらく登ると最初の空洞に到着。
以前来たときよりも、建物の崩壊が進んでますね。
建物の右脇には石仏も数体置かれています。
そして進行方向を見上げれば頂上付近の天人橋が見えてますよ。
天人橋まではあと少しです。
下の駐車場から天人橋までは15分ぐらいで到着です。
こちらにも石仏が並んでいます。
眺望のよい建物の中には石造観音菩薩坐像が置かれています。
案内板によると
作風をみると、衣表現が厚手であり、南北朝の頃に造られた石造物の特徴をよく表しています。 ~中略~ 1362年(室町時代)道悟という僧が誰かの供養のため建立し、 ~後略~
眺望を満喫したら先に進みますが、鎖につかまって歩かないと落ちそうなところを歩きます。
ほとんどインディージョーンズの世界ですね(笑)
天人橋を振り返るとこんな感じ。
高所恐怖症の私には、振り返っての撮影も怖かったです。
こんな所を歩いて先に進んだのは、この先に磨崖仏があったような気がしたからです。
ありました。
毘沙門天像の磨崖仏で、室町時代の作といわれています。
でも、あんな所を通らなくても、天人橋をくぐったすぐのところにありましたね(笑)
古羅漢の見所?は天人橋、磨崖仏と国東塔ですが、今回は国東塔へは行かずに帰ります。
一応、前回訪問時の国東塔の写真をアップしておきます。
県指定の有形文化財なんですよ。
ところで前回は羅漢寺と間違えて登ったのですが、この景色を見て間違いに気がつきました。
古羅漢から見た羅漢寺です。
古羅漢の裏手の山に羅漢寺があるんですね。
あのときはこの景色を見て力が抜けましたよ(笑)
知らないというのは怖いですね。
コメント