江戸時代中期頃には造られたであろうといわれる六角堂があります。
萩へ向かって移動中に案内板を見かけ寄ってみることにしました。
国道191号にはわかりやすい案内板がありましたが、国道から離れると案内板が小さくて見つけづらい。
結構彷徨いました。
駐車場に車を止めて案内の通りに歩いてみます。
雨が降った後だったので、町もしっとりとした感じでいい雰囲気ですね。
町の通りからそれて海の方に進むと六角堂が見えてきました。
六角堂は小さな島に建てられているようです。
島へは橋が架けられています。
そこを渡って六角堂とご対面です。
案内板によると、
応永の頃(1400年頃)、鍋山に住む長者の娘が江崎湾で投身し、行方知れずになった。その後漁師の網にかかった仏像を母は娘の化身と信じ、尼になり、江崎湾の浮き島に御堂をたてた。 ~後略~
悲しい物語があるようですね。
ホントに小さな島なので上の写真を撮るのに苦労しました。
写真に入りきらないんですよね。
それぐらい小さい島なので台風の時には波をかぶったりするのでしょうか。
隣の建物には人も住んでいそうな感じですし、大変でしょうね。
ところで、この六角堂は山口県の文化財に指定されています。
建物について詳しくは山口県文化財要録に掲載されています。
コメント
西堂寺の住職です。この度は、当山の掲載有難うございました。
私はこの島内に住んでいますが、波をかぶったことはありません。皆さん「台風の時は大変でしょう」と心配されますが、風は強いですが、開山以来波の被害はありません。
天然の避難港になっておりますので、波は穏やかです。