三徳山三仏寺

国宝建築物

折角山陰地方に来ているのだからと、以前から行きたかった三仏寺の投入堂を見に、軽い気持ちで出掛けたんです。

三仏寺に着いて見ると天気が悪くなってきています。夕立でも来そうな気配。
見学終了まで降らないといいなと思いながら、駐車場に車を止めて急いで出掛けます。

まぁ、山間部にあるお寺ですから、階段はつきものですよね。
一気に駆け上がるには段数があって、初っぱなから足が張ってきましたよ。
上がりきったところで三仏寺拝観料を払うのですが、ここで問題が発生。
本堂までなら1人でもいけるのですが、そこから先の投入堂までは2人以上の組でなければ入山できないとのこと。

全然知らなかった。知ってたらこなかったよ~。

受付の方が「他の入山者に同行をお願いすれば」というので、折角来たのだからそうしようかとしばらく待つことにしました。
しかし時間は14時を過ぎていて、入山は15時までです。
「14時過ぎると入山者は少ないんだよね」と受付の人。
だめかなぁと思っていたら受付に上がってきた人が・・・。

20歳前後の女性2人組。これはダメだと他を待つことにしたら、受付の方から「同行してくれるそうですよ」とのこと。

あらあら、これはラッキー!
お礼を言って同行させて貰いました。

本堂の裏手にある事務所で入山料を支払い、さらに入山届けに記入をします。
投入堂までは700m程ですが、かなり険しい道らしく、滑落事故などに備えて入山届けを書くそうです。さらに服装や靴もチェックされ、滑りそうな靴の場合はわら草履(有料)を着用します。

「六根清浄」と書かれた輪袈裟を身につけ、代表1人が熊よけの鈴をつけ、いよいよ出発です。
しかしお堂を見るのにここまでするのか・・・。

門をくぐって坂道を上がっていきます。
なんだ、たいしたことないじゃん・・・ん!

こ、これはかなりキツイです。
崖のようなところを登らされますよ。
まるで熊野の大峯山寺へ行く登山道のような場所です。
700mを行くのに30分以上かけて、ようやく投入堂に到着です。

投入堂へは危険なため近づくことも禁止されています。

この投入堂へはどうやって入るんでしょうかね。
道も無いですけど入り口も無さそうです。
やはり柱をよじ登るんでしょうか。

雨が降ってきました。本降りになる前に帰ります。
登るよりも降りる方が危険で、慎重に降りてきましたが、それでも以外と早く戻ることができました。
往復で1時間20分(見学の時間を含む)です。

同行していただいた京都の方、ありがとうございました。

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