甲府盆地を洪水から守る為に武田信玄が造らせたという堤。
ここだけではなくて川の流れを弱める為に、御勅使川の各地に施設を造っています。
今回は一番有名な部分だけ。
「信玄堤」は釜無川・御勅使川の洪水を防ぐ為に武田信玄の命によりつくられたといわれています。
「信玄堤」の他にも色々な施設で釜無川・御勅使川の洪水を防いでいます。
特に御勅使川の周辺には、水の流れを高岩へ導くため、上流から石積出し、将棋頭、堀切等の施設が置かれていました。
駐車場に車を止めて、右手の方へ歩いていくと一の出し跡(上右)があります。
「出し」は河岸から川に向けて出ている「でっぱり」で、洪水の流れを川の方へはねて堤防を守る働きがあります。
上中の写真は一の出し付近から上流をみたものです。
一の出し(上右)は現在はコンクリートに為っています。
写真にも枯れ草に隠れて微かに写っています。
川から駐車場を挟んで反対側には三社神社があります。
鳥居は室町時代中期のものとされていますが、どっしりとして迫力があります。
現在の本殿は建立棟札から、貞享3年(1686年)に建立され、また改修棟札から宝永4年(1707年)に三社大明神社として修造されていることが明らかになっています。(案内板より)
武田信玄が「信玄堤」を守る為に置いたとされています。
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