横山大観、下村観山、菱田春草らを育てたことで知られる岡倉天心が、晩年に思索と静養の場として建てたものだそうです。
国道6号を走っていたら六角堂への案内標識があったので寄ってみました。
なんだかわからないまま寄ったのですけど、「六角堂観瀾亭」は近代日本美術の発展に大きな功績を残した岡倉天心が建てたもので、国の登録有形文化財のようですね。
六角堂への入場は200円、近くには無料駐車場もありました。
歩いて海の方へ進むと「六角堂観瀾亭」がありました。
海を望む断崖に小さな建物が建ってます。
足場も狭いので、引いた写真が撮れません(笑)。
建物のアップになってしまいましたが、こんな感じの建物。
窓から中をのぞくと、台形の畳が敷き詰めてあります。
ここで岡倉天心が波音を聞きながら思索にふけっていたそうですよ。
「六角堂観瀾亭」は海岸の大波が来たらかぶりそうな場所に建てられています。
まさに観瀾亭の欄は大波のことだそうですから、大波を見るあずまやということなのでしょうか?
季節柄かもしれませんが、この日はそこそこ波も高く、海面も白く泡立っていましたね。
この景色が気に入って、ここにたてたのでしょうかねぇ。
どこか離れたところから「六角堂観瀾亭」を見ることができないかと思ったら、歩いて15分くらいのところに岬公園(無料駐車場あり)がありました。
ここから「六角堂観瀾亭」の姿がよく見えましたよ。
「六角堂観瀾亭」へ来たら岬公園もおすすめです。
追記:2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の津波を受けて、土台を残してすべて流されてしまったそうです。
現在は再建され(2012年4月17日に完成)、再びその姿を見ることができるそうです。
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